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09.12.04 雪ない、言うな [スノーボード]

なんつうか、ね。
これはもう、スノー業界全体の暗黙ルールにして欲しいくらいなんですけどね。
本格的シーズンになる前に言っときたい。
去年も書いたけど。今年も一度考えてみて欲しい。

雪がないとか、雪が降らないとか、雪が少ないとか、言わないようにしない?
いや、仲間内でお茶飲みながら話してるときにはいいんですけどね。
ネットでパブリックに不特定多数の人達に向かって、なんなら世界に向けて発信することがどういう事態につながるのか、考えてみてほしいな、と。

特にライダーさんとかメーカーさんとか、雪が好きだって公言してるブロガーの方々とか。
影響力のある人たちが軽い気持ちでつぶやいた一言や、ブログのネタがねぇなぁって何気なく書いたこと。
場合によっては滑りたい気持ちパンパンなのに滑れないフラストレーション。そっからくる愚痴。
そういう、あまり発展性のない発言が、 “たまには山にでも行ってみっか” って思ってる人たちの行動に影響与えちゃったりしてないかなぁ?ってのが心配。
「あ〜、雪ないんだ。じゃあ板買うの来月でいいか」
「ウェア、もう一年待とうかな」
「山行くの、今度でいいか」
とかね。

昔はBlogもtwitterもなかったから、不必要な意見が耳に入ることはなかったし。
雪が多かろうが少なかろうが、そんなの気にする前に山に行ってたし。
なんなら雪が多いとか少ないとかってのは、実際にそこに行った人の一時情報でしたからね。
誰かの意見に影響されるってことは少なかったような気がするんですよね。
だけど昨今のネット時代。
みんなネットに情報を求めちゃってるから。
誰かの何気ない一言が、思わぬところに影を落としたりして。

基本的にみんな、このでっかくてナイスでピースでハッピーでイルな「スノースポーツ」ってパーティーを楽しみたいわけじゃんね。
仲間が増えた方がいいわけじゃんね。
日本国民全総動員でゲレンデに行っていただきたいくらいなわけでしょ?
ゴールは同じ。みんな同じ方向を目指してるはず。
なのに。
自分たちのライフを支えてくれる人たち。
自分たちの仲間。
山に行こうって人たちのテンションを、無意識とはいえ積極的に下げてどうする。

実際、でっかいキッカーを飛びたいプロライダーや、ナイスなシーンを撮影したいカメラマンからしたら雪が少ないって言いたくなる気持ちも分かります。
けどね。
それでもスノーレジャーを楽しむ人たちには十分な量だったりするわけですから。
おこちゃまソリ的な家族そろって雪山ドライブを楽しみにしてるキッズには必要十分な積雪量だし。
スノーボード初心者なんか、ちょっと暖冬くらいの方が寒さに凍えなくていいかもでしょ。
要は。
プロライダー的な目線の「雪がない」と、一般の方々の「雪がない」って言葉の間には「温度差」があります。
だからこそね。
安易に「雪がない」って言うのは要らぬ誤解を招くし、その発言の先に生産的なものはないなぁって思うわけですよ。

だいたいここ数年、群馬や新潟のゲレンデがまともに開くのはクリスマス頃だったじゃないっすか。
まだまだっすよ。
ニコニコして、楽しみにしてましょうよ。
雪はそのうち降りますから。
その日を待って、わくわくしてるよって話にしましょうよ。
そうすれば少なくとも、山行くのや〜めたって人は増えないじゃないですか。
道具そろえて手入れして、シーズン幕開けを待ってるぜ!って話でいいじゃないっすか。

だから、それまではお願いですから。
せっかくテンション上がりかけてる人達の心に水をささないで欲しいなぁと。

んでもってシーズンが始まってからも、文句タラタラのブログじゃなくてね。
ここでこうやって遊ぶと楽しいよ、とか。
このゲレンデは今なら地形が出てておもろいよ、とか。
この冬にはこの冬ならではの楽しみ方があると思うんで。
そのあたり、「遊びのセンスに富んだ」方々の「遊びのプロ」としての発言を期待したいなぁと。
切に願うわけです。

マジで。

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