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10.02.04 スプリットに乗ってきた [スノーボード]

2月の2日にスプリットボードに乗ってきたよ。
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ちょうどVOLTAGEdesignのディレクターにして山岳ガイドの永井拓三くんが、ガイドツアーを開催する日で。
お客さんの了解もいただけたんで、そのツアーに同行してスプリットの手ほどきを受けようと。
さらに、コンディションが良かったら撮影もしようよ、って魂胆。

そしたら。
大当たり!

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ドーン。

かぐらスキー場から神楽峰を目指して歩いていったんだけど。
福島あたりまで見える超快晴。
しかも雪質は、ガイドでしょっちゅう山を歩いてる拓三くんでさえ
「こんなサラサラの雪、久しぶりだ」
っていうくらいのグッドドライスノー。

で、このツアーにはなんと。
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マイメン・佐久間 洋!も参加 !!
っていうわけで、この日のレポートは洋のブログを見てみて。
マジ、とてもポイントを押さえてあるから分かりやすい。
さらに丁寧に写真が添えてあるから、読んでて楽しい。
見習おう。

☆VOLTAGE design  SPLIT BOARDS☆ ハイク編
☆VOLTAGE design  SPLIT BOARDS☆ 撮影編

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さすが、こんな滑りをするだけのことはあるな。



で、僕個人のスプリットボードを使った感想ね。
まず、今回は新雪でどのくらい沈むのか。
スプリットボードを履いた自分がどのくらいの重さに耐えられるのか、を知りたかったから、カメラバッグはほぼフル装備。無駄なスペアボディまで持って行ったし、2リットルの水筒も満タンにしていった。
装備重量は16キロ。

こんだけ背負うとね、ハイクはホントに嫌になる。
スノーシューはどうやっても埋まっちゃうからね。
平地を歩く時でも階段を上がるように足を持ち上げないといけない。
斜度が出てくるともっと足を持ち上げないといけないから、さらにハイクが辛くなるんだけどね。

スプリットボードの場合、足を持ち上げるって意識は必要なかった。
これが一番の驚き。
なんつうか、つっかけやスリッパを履く感覚で、つま先で長いものをひっかけてぷらぷら歩いてる感じ。
その歩くっていうのもちょっと違ってて。
かかとを引きずりながら、片側の板をちょっと前に蹴り出してやる。
で、その上に体重を乗せる。
今度は反対の板を蹴り出す。
で、乗る。
その繰り返し。
バインディングの取り付け位置が絶妙で、足を持ち上げてもテールは常に下がってるから、常にノーズは浮いてるんだよね。
なもんで、新雪の中を歩く時でも足を持ち上げる必要はなし。
ただぷらぷら足を出してるだけ。

そんな具合に無駄な動きがないからかな。
スノーシューの1〜2割り増しくらいのスピードで歩けるよ。
当然、スノーシューよりも全然疲れない。
なにしろ、足が潜ってそれを引き抜く、なんてことは一回もなかったからね!
スノーボードと同じ接雪面積だから、16キロの装備を背負ってても問題なし!

この日は2時間くらい歩いたけどね。
装備16キロ+スプリットボード=装備10キロ+スノーシュー
くらいの疲労感だった。
スノーシューよりも疲れないから、その分長く歩けるし、その分遠くに行ける、あるいはその分速く行ける。

それから。
カメラバッグを背負ってると、スノーシューはバッグの一番外側に縛り付けるんだけどね。
身体の重心から遠いところにつけるせいか、これが意外に重さを感じさせて。
滑ってる時もターンの切り返しで振られたりして、今ひとつ快適じゃないんだよね。
んでもって、歩く時は板を縛り付けることになるわけだから。
これまたゆらゆら揺れて大変だったんだけどね。
今回、この「スノーシュー」っていう荷物が一個減ったことは大きかった!
なんせ滑ってる時はスノーボード、歩いてる時はスプリットボード。
常に板は足についてる。
つまり、歩いてる時も滑ってる時も、カメラバッグに余計なものを縛り付けなくてもいい。
何も付けてないカメラバッグはファスナーの開け閉めもスムースだったから、レンズ交換もらくらくだったし、なによりも背中が軽かった!

けど、いいことばっかりじゃない。
斜度が出てくると登るのが難しくなる。
思うように動けなくて、もがきまくったりね。
これには練習が必要みたい。
拓三くんはすたすた歩いて行ってたから、どうやら歩き方のコツの問題らしい。
やっぱりスプリットボードは魔法のスノーボードじゃなくて、道具なのだ。
使い方を身につけないと、その良さは本物にならない、ってことみたい。

あそうだ。
今まで使ったことのない筋肉を使うから、特定の部分がものすごく疲れる。
特に股関節周りはすっごくしんどい。
翌日もVOLTAGEdesignのみんなと八海山に滑りに行ったんだけど、ロクに板踏めなかったもんなぁ。

ひとまず、この日はフレッシュなパウダースノーを思い切り滑れて、天気と滑り手が良かったおかげで手応えのある写真も撮れて。
スプリットボード初日から収穫ありすぎ〜〜!ってところ。

まとめると。スプリットボードの第一印象としては

<長所>
・背中が軽い!
・疲労が小さい
・歩行スピードが速い〜〜。
・新雪でも沈みにくい(ってか、ほぼ沈まない)

<短所>
・地形によってはシールで歩くのが難しいかも
・ちょっと慣れが必要

かな。
短所のところに「値段が高い」っていうのを入れようかと思ったけどやめた。
バインディング込みで20万円は高額だけどね。
僕は買ったことをちっとも後悔してない。
それどころか、実に有益で豊かなお金の使い方をしたと思って嬉しくなったから。

近いうちにまた歩きに行く予定。
レポートも追ってまた。

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やっほ〜〜い! スプリットボード、超楽しいよ {^^}


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