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09.10.17 板選びのお話し その2 [スノーボード]

この冬は暖冬の予報が出て、日本海から雪の材料になる水蒸気が空気中にじゃんじゃん供給されることが予想される。
西高東低の気圧配置になって大陸から寒気が吹き出してくると、この空気中の水蒸気が一気に雪になって日本を覆うわけ。
けど、ふだんは暖冬だからね。
寒気の温度も下がりきらず。
町の気温も下がりきらず。
というわけで、空気中の水蒸気は雨、またはみぞれになります。
降ったら大雪。あとは雨。
ここ数年の暖冬傾向で見られる状況だね。

だけどね。冬の雨は降りだした瞬間から雨、じゃないんだよね。
たいていが雪。
それが雪のままで降ってくるか、途中でとけて雨かみぞれになる。
すべては気温次第。

ここでこんなお話しを。
先シーズンはひどい暖冬で雪不足だったよね〜。
だけどこのニュースを見てみて。
富士山、登頂なしの山開き 残雪多く12年ぶり

雪不足だったのに、富士山では残雪がありすぎて山開きの日に登れなかった。

これってどういうこと?
去年のゲレンデは雪不足だった。
富士山は雪がありすぎた。
暖冬って、何?

答え、出た?
暖冬は全体的に気温が高い。
町の気温も高い。
雪はとけて雨になる。
けれど、標高の高いところはしっかり寒い。
町では雨になった水分も、上空ではまだまだ雪のままだ。
暖冬ってのは、雪がとける標高がいつもよりも上がるってコト。
そのくせ、暖冬になると雪の材料がたっくさん空気中に含まれるから降水量が多くなる。
町は雨だけどね。山は雪だ。

はい、決まった。
暖冬の時は、町は雪が少ない。
だけど山の標高の高いところにはたっくさん雪がある。

というわけで、雪不足って言ってるのは国道から見てる景色の話。
ちゃんと標高の高いところに行けば、ばっちりどっさり雪があるのだ。
お〜、町のばーちゃんたちは雪に苦労せず、じーちゃんたちは家が潰れる心配もなく、滑りたい僕らはいくべきところがハッキリする。
暖冬ってなんてスバラシイんだろう!

(つづく)

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