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10.08.25 「R246」 Akira Tanaka写真展 [本や映画、音]

「それは現場で起きていた。」
「それは一瞬にして現れた。」

「現場」は神戸で開催される写真展のフライヤー。「一瞬」は東京。

僕はTEAM 246がどういうチームなのか知らなかった。
だからいったい現場で何が起きていて、何が一瞬にして現れたのか知りたくて。
いわばキャッチコピーに引かれて、文章のチカラに導かれて写真展に行ってみたわけ。


AKIRA TANAKA氏によるTEAM246の完全密着ドキュメンタリー写真展
R246




100825-1.jpg
「 THE LAST GALLERY」
3-1-11 Shirogane Minato-Ku
Tokyo, Japan, 1080072
+813 5422 9207

白金の町工場が何件か並ぶ裏通りにある。


100825-2.jpg
この看板がないと、絶対分からなかった。


ドアを開けると黒い暗幕。
夜の高架下を感じさせるセットから、反転して白い壁のギャラリーへ。
闇の喧噪から、白色の静寂へ。
そこにはおそらく、300〜400枚くらいの紙焼が虫ピンで展示されてた。モノクロで撮った街の風景と人と、その行為。
カラー写真に焼き込まれた色の流れ。
TEAM 246が何をしてるのかは、ここでは語らない。
ここにあるのはストリートが変化していく様子だ。
現れたもの、現場の様子、街の風景の中に溶け込むもの、浮き上がるもの。
マスク、背中、足もと、シルエット。そして作品。
その行為の性格上、TEAMのメンバーは誰も素顔をさらしていない。

けれど1枚だけ、カメラをまっすぐに見ている視線がある。
何百枚かの中の一枚だけが、こちらを見返してくる。
広くはない部屋の中で、その唯一の視線が印象的だったな。




100825-3.jpg
会場で買ったブックレット。
隅々まで熱が行き届いて濃密。
ゴールテープを切るまでスピードを緩めないランナーのような作り。


写真を撮っているAKIRA TANAKAさんのウェブサイト。
今回の写真展の詳細も。
Akira Tanaka Photography


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